悪名高いカイロ空港、T2からT1へ乗り継ぎ。3時間で間に合うか?成功率を高めるコツは?
個人旅行を計画する場合、日程に余程余裕がある場合を除いて旅程は計画通り行きたいもの。今日は空港での乗り継ぎ時間について紹介します。
MCT(ミニマムコネクティングタイム)とは?
最低乗り継ぎ時間のことを言います。同じ旅行会社または航空会社で航空券を予約した場合は気にすることはありません。どうしてかというとこのMCTの時間をクリアーしていなければ航空券を購入できないからです。問題は個人でしかも違う航空会社のチケットを購入する場合です。
例えば今回私の旅程の場合
エティハド航空 19:45 香港発 00:05 アブダビ着
乗り継ぎ時間2時間40分
エティハド空港 2:45 アブダビ発 4:45 カイロT2着
乗り継ぎ時間は3時間ちょうど
ナイル航空 7:35 カイロT1発 8:45 ルクソール着
この場合アブダビでの乗り継ぎは全く問題ない。理由は同じ航空会社なので万が一遅延してカイロ便に乗り継げなくても次の便を用意してくれる。問題はカイロでの乗り継ぎ。航空会社が違う上に別のターミナルに移動しなければならない。しかもカイロ空港はあまり良い評判を聞かない。チケットを買うとき散々迷ったが3時間で乗り継げる可能性にかけて実験!
カイロ空港ですべきことは五つ
- アライバルビザの購入
- 換金
- 入国審査
- SIMカードの購入
- T2からT1への移動(ちなみにT2は新しくできたターミナルで多くの国際線が到着する。T1は古くて今では一部の格安航空会社が利用している。ただルクソールへ行くためのナイルエアーはT1利用となる)
気を付けること三つ
以下の動画からどうぞ
結果はいかに?最後に成功率を高めるコツを伝授
AM4:15 カイロ空港到着 もともと到着予定はAM4:35。着陸したのはAM4:08。幸先よく予定時刻よりも早く着陸した。ただこの時間は着陸の際タイヤが地面に接した時間をチェックしたもの。後から調べてみると着陸時間とは「到着は飛行機が着陸し、誘導路を経て所定の位置に停止した時を指す」そうです。
AM4:22 降機 イミグレーションへ向かう
アライバルビザ購入(一人25US$。これで30日まで観光できる)
換金する ここで必ず換金すること。イミグレを通った後はATMしかなかった。この日は一USドルが16.23エジプトポンドだった。(ちなみに次の日ルクソールの市内で換金したところ一ドル16.25だったので空港もそれほど悪くなかった。)
入国審査 特別問題なし
AM4:47 荷物受け取り ここまで超スムーズ。ここに秘訣あり!?
これなら余裕と思いきや
SIM購入 選べるSIMカード会社は三社。一番安いOrangeを選択。16G使えて146.56EGP(約1000円) 2週間ぐらいの旅行ならこれで十分、格安。ただしLINEはエジプトでは使えないと言われ、Whatsappは使えるけどメッセージのみ。通話はできないといわれた。
私以外二人のSIMカードは問題なくアクティベートできたが、私のだけSIMカード読み込まず、何度差しても「NO SIM」とのメッセージ。SIMやiPhoneのSIM挿入口を息で吹いたりいろいろしてたら成功したよう。原因はよくわからないがとにかく使えるようになった。ここで約一時間の浪費!支払いの際、値段をごまかして高く吹っ掛けてきた。早速エジプトの洗礼!エジプトでは絶えず支払い時、要注意!
T1への移動 T2建物のすぐ外からT1へのシャトルバスがでている。ただしどこにも表示がない!空港で働いていそうな人に何人も声をかけて尋ねたけどはっきりしない。そこの椅子に座っていたエジプト人の女性もシャトルバスにここから乗ると分かったときは、ここで間違いないと一安心。乗り場は建物を出て「8」と書いてあるところ。横にある椅子に座って待つと良い。
バスを待っていると例のごとくタクシーに乗らないかと何べんも声を掛けられた。「シャトルバスは来ない」とかも言われた。待つこと約30分やっとシャトルバスに乗ってターミナル1へ。途中なぜか乗り換えがあったが無事に到着。乗車時間約10分。ナイルエアーのチェックインカウンターは奥まで進んだ右手。
AM6:26 搭乗口到着 実験成功!これで無事にルクソールへ行ける。
ここでT1利用者は要注意!T1搭乗口にはなんとトイレがない!搭乗口に入るにはセキュリティーチェックがある。ということはトイレへ行くためにパスポートと搭乗券を持ってトイレへ行き、またセキュリティーチェックを受けなければならない。一人旅の人は荷物も持っていかなければならない。チェックインカウンターでチケットを受け取ったらトイレへ先に行っておこう。
乗り継ぎ成功率を高めるコツ
- 定時運航率の高い航空会社を利用する。乗り継ぎに三時間見ていても一時間遅れたらアウト!アメリカ便の場合、デルタ航空は定時運航率がかなり高くビジネスマンによく利用されている。逆にアメリカンエアラインはワースト2でしょっちゅう遅れる。定時運航率の低い航空会社を利用する場合は旅行保険に加入して遅延した場合の補償をもらうのがお得。
- 荷物を預けるときプライオリティー(優先)タグをつけてもらう
今回エティハド航空にチェックインするときカイロで乗り継ぎ時間が短いことを伝えると荷物に優先タグをつけてくれた。そのおかげですぐに荷物を受け取ることができた。
快適な旅を!